リフレッシュプラザ 代表 米山さつき インタビュー
リフレッシュプラザ 代表 米山さつき

1961年岐阜市生まれ。
大学卒業後、大手スポーツ店にて長年バイヤーを経験したのち退 社。数年間の修行期間を経て「足裏療法」「筋肉筋膜矯正」「内臓矯正」「骨格矯正」 等のオステオパシーを学び、平成14年4月岐阜市神田町に「リフレッシュプラザ」をオ ープン。代表をつとめる。
現在「柳ヶ瀬店」「ヒマラヤ店」「玉川の癒」の三店舗を運 営する。 また「岐阜新聞カルチャーアカデミー」にて一般的な足裏療法や本格的な資格取得のた めの講座を開講、講師もつとめる。
疲れた心身を癒したい。
それが、私にとっては足裏マッサージでした

 人のために何かしたい、そんな自分の気持ちを素直に表現できる仕事をずっと探して いました。そんな想いを抱えながら、長い間、大手スポーツ店のバイヤーとして働いて いたのですが、海外出張の度にいろいろな国で、さまざまなタイプのマッサージを受け、疲れた身体が心とともに癒されていく中で、漠然とこんな仕事もいいなとは思っては いたものの、それらが決定的な想いに変化したが、今から6、7年前の台湾での足裏マ ッサージとの出会いです。出会ったその瞬間、あ、私が探していたものはこれだ!と直感的に思いました。その 瞬間に決めていた。これをこれからの私の一生の仕事にしていこうと。
 足裏マッサージ、今ではリフレクソロジー(反射区療法)とも言われますが、「反射 」とは体のある部位が別の部位にも投影されているということで、足裏のある部位 を刺 激すると、反射投影された身体の各部位に効果的な結果をもたらすというものです。
 特に台湾式はその反射区を立体的に考えていて、その考え方の深さに共鳴しました。 ツボと言われるものは、いわば点と点のつながりのような感じですが、反射区はもっと 領域を広げ、身体が宇宙の空間のように呼応し合うといった感じの捉え方です。
 最初、台湾の足裏マッサージを受けた時、先生の気の流れのようなものが私に身体に 流れ入り、呼応し、与え合うような感触の中で身体が一気に楽になった。人が人の身体 に直接触れるということは、心や気持ちや愛情の交換でもあるということを、その時、 実感し、学んだんですね。

2万人以上の人の足裏を見る経験を重ねて、
より確かな施術を実践しています


 決心したら早かったですね。即座に先生に入門し、その後は仕事を続けながら暇を見 付けては台湾に通いつつ、夜、名古屋の専門学校に通うという生活に。2年後、卒業を 機に仕事を辞め、足裏療法の修行に専念しました。
 やればやるほど、足裏が、身体全体にホリスティックにつながっているのだというこ とを実感し、足裏を基本として、内臓や骨格など身体全体を、そしてできれば心のリラックスまでをトータルでみていきたいと思うようになり、東京や大阪、タイなどいろい ろな場所で身体全体を扱うためのさまざまな手法を学びました。タイでは有名なワットポーの学校に入学し、タイ式マッサージも取得しました。
 そうしてさまざまなマッサージ技法と、そしてその心のようなものを学ぶ中、日本人の体型や環境、ライフスタイルに合った手法を組み合わせて、見出していこうと思いました。
 そのためには、まずはひとりでも多くの人の足裏をみる経験こそが大切だと決心し、いろいろな場所で、いろいろな方の足を触らせていただきました。前の会社の社長さんや仲間なども応援してくれ、一日に10人から20人をノルマに、結果 、2万人近くの足を みました。とにかく2万人の足裏をみよう、私がプロになるのはそれからだと決めたわ けです。

気持ちの循環が、
体内の血液や老廃物の循環を促すことにもつながる


 2002年の四月、二万人を達成した後、岐阜市内に「リフレッシュプラザ」をオープン させました。思えば、私の今があるのは、その経験があるからこそだとつくづく思いま す。
 現在は岐阜県岐阜市内で3店舗での施術と、市内数カ所でスクールも行っています。2004年の春からは東京でスクールも開講することになりました。
 今では、これまでのスクールの卒業生がそれぞれの店舗でプロとして活躍してくれるようにもなりました。ですから私も安心して3店舗に拡げることができたんです。こういうことも日々の活動の循環です。気の循環に似ていますね。
 実は、スクールの生徒さんたちの中にはプロになりたいという方だけでなく、家族の ために学びたいという主婦の方もいらっしゃいます。そのことを生徒さんから伺った時、そうだな〜、素敵だな〜と嬉しくなりました。本来、こうしてご家庭でみなが身体をいたわり合い、気持ちを送り合うことができれば、日々のストレスもずいぶん軽減されるのではと思います。
 私もいつも、お客さまに楽になっていただきたいと言う気持ちを送りながら心を込めて施術をしています。その気持ちの循環が、お客さまの体内の血液や老廃物の循環を促すことにもつながると考えています。
 が、気持ちの循環とは、実は施術行為の中だけでなく、例えばお客さまから「ありがとう、楽になったよ」という言葉を受け取った時にもあるのだということに気づきまし た。
 そうか、私の気持ちや行為がこうしてまた自分に還ってくるんだなって。 すべては循環なのです。すべてとのつながりです。そしてその時々で感じる喜びこそ が、私の日々の最大のエネルギー源なんですね。
 みなさんもぜひ、一度、気軽にリフレッシュプラザにお越しください。スタッフ一同 、心からお待ちしています!

(インタビュー・構成 古田菜穂子)
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